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2014年4月22日 (火)
★今年度のモノレール工事費は76億円
支柱建設など24件発注−県土木建築部
　県土木建築部では、昨年度から沖縄都市モノレール延長区間の整備工事に着手しているが、今年度は工事費として約76億円(用地費含む総事業費は約120億円)を計上。モノレール支柱建設や軌道桁製作ヤード、浦添市前田地区に計画されている軌道トンネル関連工事など24件を発注予定。
　同部は今年度からの工事本格化に向け、昨年度設置した浦添市前田の現場事務所を建設事務所に格上げ。１億5,000万円以下の工事は事務所発注として処理する。現在同事務所では、上半期の工事発注に向けて事務作業を進めているが、石嶺線の下部工２件（ＲＣ支柱５基及び場所打杭基礎５基×２）については６月までに入札公告予定としている。
　同部の発注見通しによると、今年度の工事予定24件のうち下部工は国際センター線、石嶺線、浦添西原線の13件で、９月までの上期中に６件を発注する計画。また、PC軌道桁製作ヤードは、造成、建築、機械設備工事の３件が第３四半期の発注に向けて準備を進める。同施設は、浦添市の西海岸地区に用地を確保しており、工場建屋1,800�屬傍鮎鮴瀏�、コンクリート打設設備、クレーンなどが設置される。
　このほか、第３、第４四半期には、軌道トンネル建設に伴う城間前田線･地下構造物工事も発注される。軌道トンネルは、浦添消防署付近から最終駅となる(仮称)浦西駅までの区間に建設されるもので、延長は約600ｍ規模。今年度は、トンネル導入部のＵ型擁壁やボックスカルバート工など掘削に先行して事前工事に取りかかる。
　モノレールの延長事業は、首里駅から沖縄自動車道西原入口までの4.1km区間に軌道桁と４駅(仮称−石嶺駅、経塚駅、前田駅、浦西駅)を整備する。駅舎や桁、支柱などのインフラ部整備に係る事業費は約231億円、車両や変電所などのインフラ外部が約119億円で総事業費約350億円が見込まれている。平成31年春に開業予定。
　
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