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2014年7月23日 (水)
★石垣港にドルフィン４バース整備
海保支出委任で巡視船用に整備−総事局開建部
　沖縄総合事務局開発建設部では、石垣港浜崎地区にドルフィン形式の係留施設を新たに４バース整備する。同施設は、尖閣警備専従体制の確立に向け石垣港の拠点機能強化を進める海上保安庁の支出委任を受けて建設する巡視船専用桟橋で、今年度〜平成27年度に整備する。専用桟橋のみの整備費は約37.6億円を見込み、うち今年度支出分は約17億円。基本･詳細設計業務は第11管区海上保安本部が発注(3/18開札し日本海洋コンサルタント�蠅�落札)し、工事を開発建設部で実施する。
　開発建設部では、今年度ドルフィン部の第１次と第２次、プラットホーム部の工事計３件を発注する(7/1時点の見通し)。このうちプラットホーム部の製作工事(期3/20迄･WTO対象)は６月23日に開札、川田工業�蠅�４億7,400万円で落札している。また、ドルフィン部(第１次)工事は今月４日付けで一般競争入札(技術提案評価型･Ｓ型)手続きを公示、８月21日に開札する。ドルフィン部(第２次)工事も近く一般競争の公示を行う予定。ドルフィン部２件の工事規模は2.5億円〜６億円、工期は平成27年３月まで。
　ドルフィン形式の桟橋は、船舶が係留(綱取り)するドルフィンと荷役等を行うためのプラットホームが一式となって構成されるもの。県内では那覇港泊地区若狭地先に大型旅客船専用のドルフィン係留施設が整備されている。今回石垣港で整備する４バースの延長は各L=122ｍで、連絡橋(Ａバース･Ｂバース85ｍ･Ｃバース43ｍ･Ｄバース18ｍ)を含めた総延長はL=634ｍ、水深は-7.5ｍ。施設は鋼管杭(φ800･杭長約50ｍ等)で支える。予定では、今年度プラットホーム部の製作工事等を行い、27年度には据付工事などを実施して完成する。
　なお、海保では、平成26年度予算及び25年度補正予算で関連経費35億8,900万円を計上、石垣港の巡視専用桟橋整備のほか、船艇用品庫や公務員宿舎も新設する。また、大型巡視船10隻も今後新規建造する計画。
　
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