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2017年5月24日(水)
★件数692件で契約額は675億円
平成28年度の工事発注状況−県土木建築部
　県土木建築部は22日、平成28年度の発注状況(当初契約ベース)を発表した。それによると、発注件数は692件で前年度より８件減少したが、契約金額は８％増の約675億円で前年度より約50億円増えた。落札率は、建築工事が1.9ポイント上昇したほか、各工種とも前年度水準を上回り、全体でも1.4ポイント上昇の93.8％となった。これは、28年度から実施した最低制限価格の上限撤廃の影響が出ていると考えられる。
　主要５工種の発注状況は、土木工事の契約金額が17.1％増の約332億円、管工事が47.5％増の約27億円、ほ装が6.8％増の約10億円と前年度を上回ったのに対して、建築工事が13.5％減の約151億円、電気が16.8％減の約44億円にとどまった。このうち、土木工事と管工事で契約金額が大きく増加したのは、発注がピークを迎えたモノレール延長事業関連工事と航空機整備基地建設関連工事などの大型工事発注が金額増につながったものと思われる。
　また、工事場所別の発注状況では、那覇市が契約金額約150億円で全体の22.2％、次いで浦添市が約135億円で20.2％と全体のおよそ4割を占めた。地域別では、中部が47.8％、南部が30.6％、北部が10.8％、八重山8.9％、宮古1.9％となっている。
　
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