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2017年7月19日(水)
★ホテルなど22棟が危険指摘で対応
大規模建築物の耐震診断結果−県内所管行政庁発表
 県や那覇市など耐震改修促進を所管する県内の行政庁は18日、区域内要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果を発表した。改正耐震改修促進法で義務付けられた、大規模建築物所有者による耐震診断結果の報告を踏まえ公表したもの。対象施設は、診断結果によって崩壊の危険性を指摘するとともに、耐震診断未実施の施設には診断実施を命令した。
 診断結果によると、震度6〜7強の地震で倒壊又は崩壊の危険性がある対象施設は那覇市の10棟、県8棟、うるま市2棟、宜野湾市と沖縄市がそれぞれ1棟の合計22棟で、浦添市は0だった。また、耐震診断の命令物件は、那覇市3棟、宜野湾市2棟、うるま市1棟の合計6棟となっている。
 対象建物が最も多い那覇市では、ホテルロイヤルオリオンが平成31年から32年4月までの期間に建替えまたは改修を検討中。沖縄都ホテルは28年度に補強設計を完了しており、耐震改修工事を実施予定。パシフィックホテル沖縄は本棟が今年8月から来年3月までの期間に改修工事を予定、南西観光ホテルは来年4月に補強設計を行う。
 病院では、那覇市立病院中央棟が建替えに向けて今年度基本構想をまとめ、平成35年度の竣工予定としている。那覇市民会館は対応未定。学校関係では、安謝小学校10号棟、小禄小学校9号棟が来年10月から31年3月に耐震改修を行う。首里中学校は15・16号棟が今年10月から来年3月までに改修工事予定。診断命令は、高良小学校10・11号棟が31年7月15日、牧志2丁目にある糸嶺商会のみどり立体駐車場が31年4月1日までに用途廃止される。
 このほか、沖縄市では、市民会館の大ホール、ホワイエ、中ホール・公民館部分が改修又は建替え検討中。県所管では、学校関係のほか本部町のもとぶ記念病院が今年度から31年度にかけて建替え予定。豊見城市のとよみ生協病院も平成35年から36年の期間に建替え予定。恩納村のホテルみゆきビーチ本館はA棟とB棟が建替え、北中城村のEMウェルネスリゾートコスタビスタ沖縄は年内に耐震改修を実施する。
 県内行政庁がまとめた耐震診断結果の一覧表は後日掲載。
 
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