2023年11月17日(金) |
★普天間飛行場移設に338億円を補正計上 |
 |
代替施設建設と既存飛行場補修経費盛り込む−防衛省 |
防衛省の2023年度補正予算案が11月10日に閣議決定された。予算額は8,130億円で、米軍再編の着実な実施に3,169億円を計上。このうち「普天間飛行場移設」に338億円、「嘉手納以南の土地の返還」に146億円、空母艦載機の移駐等のための事業(馬毛島の係留施設、滑走路等の施設整備費)に2,684億円をそれぞれ計上した。 米軍再編事業の普天間飛行場移設の経費は、代替施設建設等に326億円、既存普天間飛行場の補修事業に12億円が盛り込まれた。 今回の補正予算案について防衛省は、自衛隊の災害への対処能力強化や安全保障環境の変化への適切な対応に必要な緊要性の高い経費としている。自衛隊の対処能力強化には、佐賀駐屯地(仮称)の施設整備のほか、隊舎・庁舎等の耐震化対策に18億円、基地防災対策に16億円なども含まれる。補正予算案は今後、臨時国会に提出され、政府は早期予算成立を目指す。引き続き、「防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策」を推進する。 |
|