本体工は地域要件設けずJVで8月公告
北部医療センター整備
北部医療組合
県北部医療組合は、公立沖縄北部医療センター本体工事の一般競争入札(総合評価落札方式)を8月中にも公告予定で準備を進めている。3社程度のJVを想定しており、地域要件は設定しない方針。今後詳細を詰める。
組合では本体工事に先立ち、7月初旬にも造成工事(第1次)の一般競争入札(総合評価落札方式)を公告予定。JV発注を見込んでおり、参加要件や工期などは調整中。造成工事は2期に分けて行う計画で、先に建物が立地する部分の造成を進め、本体工事の進捗を見て第2次の造成工事を発注する。
同医療センターは、北部圏域における中核的医療機関として名護市大北の県立農業大学校跡地に整備される。敷地面積は約10万5,000㎡。施設はRC造地上6階建て(免震構造)の診療棟とRC造3階建て(耐震構造)の別館棟の2棟構成で、合計延べ面積が約4万1,811㎡。屋上にはヘリポートを備える。研修医寮、院内保育所、地上ヘリポート、駐車場約1,400台分なども併設する。病床数は450床。実施設計は(株)内藤建築事務所・(株)エー・アール・ジー・(株)設備研究所JV、造成設計は(株)国建が担当。28年度の開院を目指す。
組合では、今年度当初予算に敷地造成工事費14億852万円、建築工事費(仮設工、杭基礎工、免震ピット基礎工等)62億1,006万円を計上。同医療センター整備事業の債務負担行為(26~28年度)として258億860万円を設定している。