WTO対象の上部工拡幅工事を12月公告
那覇空港高架道路4車線化
沖総局開建部
沖縄総合事務局開発建設部は、WTO対象の「令和7年度那覇空港高架道路デッキ部上部工拡幅工事」の一般競争入札を12月頃にも公告する予定で準備を進めている。那覇空港国際線ターミナル前の高架道路4車線化に向け上部工の拡幅工事を実施する。工期は約36カ月を見込む。発注規模は30億~50億円。工種は港湾鋼構造物工。
沖総局では構内道路の混雑緩和などを目的に、既存高架道路を348mから698mまでの延伸を計画し、2020年度から工事を進め、25年6月に暫定2車線での供用を開始した。今回の拡幅工事により、国際線ターミナル前の交通処理能力を高め、利用者のさらなる利便性向上を図る。
那覇空港では、旅客ターミナルビル3階にチェックインロビーが配置されており、高架道路の停車帯で利用者らの乗降が行われている。国内線利用者に加えて、国際線利用者の乗降も同じ停車帯を使用しているため、停車待ち車両の増加で混雑が常態化していた。この状況の改善を図るため、沖総局では高架道路の延伸整備を推進している。