沖縄建設新聞

実施設計は国建・総合設計玉城JVが落札

延べ面積4800㎡規模の複合庁舎

与那国町

 与那国町は7月17日、町複合庁舎実施設計業務の一般競争入札(簡易公募型総合評価方式)を開札、(株)国建・(株)総合設計玉城JVが1億359万円で落札した。履行期間は2026年3月31日まで。予定価格は1億1,623万6,000円(税抜)、調査基準価格が8,883万円(税抜)だった。
 新庁舎は庁舎機能に加え、コミュニティ機能なども備えた複合庁舎を計画。災害対応などを考慮し、同町与那国の与那国小学校南東側の高台に移転する。敷地面積は約4,700㎡。庁舎はRC造地下1階・地上2階建て、延べ面積約4,800㎡規模を想定。1階に執務室や議場、コミュニティ施設(展示コーナーとしても活用)、防災無線室、2階に町長室、副町長室、総務課などを配置。地下には約200人収容の特定臨時避難施設(シェルター)や備蓄倉庫、非常用発電機室、消火ポンプ室、会議室(平時・収容スペース)、シャワー室などを整備。平時は駐車場(約15台収容)として活用する。
 工事は設計完了後、26年度から順次着手し、27年度末完成を目指す。工期は約20カ月。28年4月の供用開始予定。