昭和・協和建設コンサルJVと契約
西海岸周辺エリア基本構想プロポ
浦添市
浦添市基地政策課は、公募型プロポーザル手続きを進めていた「令和7年度西海岸周辺エリア基本構想策定業務委託」の受託者に昭和(株)・(株)協和建設コンサルタントJVを特定、8月20日に2,100万円(税抜)で随意契約した。予定価格は2,393万6,000円(税込)。履行期間は2026年3月10日まで。
業務では、昨年度に作成した素案をもとに民港埋立や米軍基地返還などを見据えた市沿岸部の将来的なまちづくり構想を策定する。対象エリアは牧港補給地区(キャンプ・キンザー)を含んだ国道58号以西の地域。各エリアの導入機能や施設規模の検討をはじめ、ゾーニング案などを検討。また民間事業者の参入条件などを調査し、周辺エリアとの関係性も踏まえた全体構想図を作成。併せて、パブリックコメントの実施支援なども行う。
市では、昨年度業務で災害避難道路整備、牧港漁港の賑わい創出、公園・海浜への動線整備、自然保護エリアの活用などの個別事業を検討。今年度も検討作業を継続する。地域特性を生かしたウォーターフロント形成を目指し、土地利用の方向性を具体化する。
西海岸エリアではキャンプ・キンザー跡地約268haの区画整理事業、那覇港(浦添ふ頭)の民港整備による約106haの埋立造成が計画され、28年度ごろに埋立先行整備エリア(商業エリア、約32.2ha)の着工が見込まれている。