基本設計・環境影響評価業務を公告
那覇エコアイランド拡張
那覇・南風原環境組合
那覇市・南風原町環境施設組合は8月28日、「令和7年度那覇エコアイランド拡張整備事業に伴う基本設計・環境影響評価等業務委託」の制限付一般競争入札を公告した。那覇港新港ふ頭地区に一般廃棄物海面最終処分場(那覇エコアイランド)を拡張するため基本設計の作成や環境アセスなどを実施するもの。9月9日まで入札参加申請を受け付け、18日に開札する。事後審査後、26日までに落札決定する。予定価格は1億9,854万円(税抜)。履行期間は2027年7月30日まで。
資格要件は那覇市または南風原町の土木関係建設コンサルタント業務に登録された単体。20年4月から入札公告日までに県内の港湾施設(護岸)設計などの業務実績を求めている。業務内容は護岸基本設計、土質調査、磁気探査公有水面埋立免許願書作成、環境保全図書作成など。
処分場(那覇市港町4-3-6)は07年に竣工。32年度に容量オーバー(最終埋立量9万4,000m3)することが見込まれており、現施設に代わる新たな最終処分場を隣接の海上部に拡張する計画。基本計画ではA案(面積1.31ha、埋立容量6万5,185m3、廃棄物処分容量5万6,445m3、埋立期間16.3年、工事費78億2,000万円)、B案(面積1.31ha、埋立容量6万6,111m3、廃棄物処分容量5万7,270m3、埋立期間16.5年、工事費78億2,000万円)、C案(面積1.19ha、埋立容量5万5,399m3、廃棄物処分容量4万7,630m3、埋立期間13.7年、工事費86億2,500万円)の3案が示されているが、基本設計の中で比較検討を行って決定する。
組合では、基本設計後、実施設計や埋立申請手続き、工事などに順次着手。33年度以降の供用を目指す。