沖縄建設新聞

東駐車場立体化へ基本設計を来月入札

補正予算に2500万円計上

嘉手納町

 嘉手納町は、(仮称)東駐車場立体化整備工事基本設計業務を10月下旬の入札予定で準備している。県道74号沿いにある平面式駐車場の立体化に向けて基本計画と基本設計を行う。所管の都市建設課は、同業務委託料として約2,500万円を一般会計補正予算(第3号)に計上。9月10日の町議会定例会で可決され、今後、業務発注に向けて作業を本格化させる。
 東駐車場は日米共同使用地。現在は平置き325区画で、町は立体化で600区画程度を確保したい考え。立体駐車場は自走式で、鉄骨造2階建て3層規模を想定。今回発注する業務では、基本計画として費用対効果資料の作成や支障物件調査(埋設物調査含む)、工事中の代替駐車場検討などを行う。このほか、事業実施にあたり駐車場出入口の渋滞対策や米軍要望に対する対応なども含めて検討する。また、基本設計では設計条件等整備や上下水道・電力・通信等の供給条件調査、基本設計方針策定、基本設計図書作成、概算工事費の検討などを実施する。
 東駐車場立体化事業は防衛省の民生安定施設整備助成金を活用する。数十億円をかけて慢性的な駐車場不足を解消し、地域住民や来訪者の利便性向上を図る。来年度以降に実施設計を行い早期着工を目指す。