空調設備整備基本設計を来月入札
町内公立学校体育館に設置へ
北谷町
北谷町では、町内公立学校体育館への空調設備設置を計画している。一般会計補正予算(第2号)に、屋内運動場空調設備整備事業として基本設計業務委託費約780万円を計上。11月中旬にも入札を行い、町内の小学校4校、中学校2校を対象に現地調査、空調方式の比較・検討、ランニングコストの試算など整備に向けて検討を進める。
町議会では、今年3月の一般質問で友利勉議員が大規模災害時の避難所対応で「避難所となる公立学校体育館への空調設備設置が加速化している」と言及した。それを踏まえ、空調設備整備臨時特例交付金と学校施設環境改善交付金の内容や事例数、学校数などについて質問。これに対し伊波孝規教育部長は「県内小学校では247校中5校、中学校では167校中7校が設置。本町も事業実施に向けて計画を進めていく」と答弁した。
県でも6月定例議会で質問があり、半嶺満教育長が2024年度文部科学省の調査結果を紹介。県内の公立小・中・高校の設置率は2.7%、全国で17.7%。県では国の空調設備整備臨時特例交付金を活用し、辺土名高校など5校の断熱性確保に向けた事業費を補正予算案に計上。今後整備を進める。また、33年度までに避難所に指定されている県立学校32校全ての体育館に空調設備を整備するとしている。