那覇基地燃料施設検討は吹上技研コン
立駐や宿舎の設計も決定
沖縄防衛局
沖縄防衛局が９月11日に開札した「空自那覇(７)燃料施設新設調査検討」の一般競争入札は、(株)吹上技研コンサルタントが8,200万円で落札した。参加は同社のみだった。業務は、那覇基地Ａ地区の地中式燃料タンク(6,000kL×１基、5,000kL×１基)の新設に向けた基本検討と測量、土質調査、磁気探査など。また、同Ｂ地区のフィリングスタンドの建物付帯土木工事実施設計とエプロン実施設計なども行う。履行期限は2027年９月30日。
同局では10月９日、９月に契約締結した工事12件と業務19件の入札･契約状況調書を公表。業務では燃料施設調査検討以外にも、陸上自衛隊那覇基地関連の施設新設に伴う設計も多く発注された。８月28日開札の「陸自那覇外(７)立体駐車場新設等建築設計」は(株)泉創建エンジニアリング･(有)エン設計ＪＶが１億5,000万円で落札。ＲＣ造３階建て延べ面積３万㎡と同２万5,000㎡の立体駐車場と関連施設の設計、与那国駐屯地の保管庫設計や同町久部良などへの鉄塔と監視施設整備に向けた調査検討等を行う。
８月21日開札の「陸自那覇(７)宿舎新設建築設計」は、(株)傳設計が１億3,000万円で落札。ＲＣ造６階建て延べ面積4,300㎡×１棟、同4,700㎡×１棟、同2,500㎡×４棟、同５階建て2,100㎡×１棟を設計する。このほか、移動式警戒管制レーダーを配備する北大東村への宿舎新設に向けた建築･設備･土木設計は(株)傳設計、(株)産研設計、(株)東洋設計に決まった。宿舎整備は全体計画額約30億円を見込む。