沖縄建設新聞

包括業務委託先にぎのわん水道サービス

ウォーターPPP導入し2期目へ

宜野湾市

 宜野湾市上下水道局は、ウォーターPPPを導入する「宜野湾市上下水道事業包括業務委託(第二期)」の優先交渉権者に1期目と同じSPC(特別目的会社)ぎのわん水道サービス(合)を選定した。公募型プロポーザルによる事業者公募で、選定委員会から10月10日付で答申を受けて決定した。「ウォーターPPP」制度の導入は県内初。同制度の特徴として、契約期間が10年間であること。また、下水道更新計画に基づき管理・更新工事を一体的にマネジメントする。さらに、DX化などで業務の簡素化ができ、予算縮減が認められた場合には官民で売り上げを分配するプロフィットシェアを採用。性能発注も1期目と同様に行われる。
 ぎのわん水道サービスの構成企業は、宜野湾市管工事協同組合、第一環境(株)、(株)沖縄水道管理センターの3者。1期目は2021年4月~26年3月の5年間。民間事業者のノウハウと創意工夫を活用して、料金等関連や水道工務関連、下水道工務関連などの業務を実施。2期目では現在の委託内容を基本的に継続しつつ、ウォーターPPPを導入する。
 同局では今後、協議を経て契約締結し、26年4月1日から2期目をスタート。35年度までの10年間の予定価格は税込で66億3,772万7,800円を見込んでいる。業務内容は料金等関連業務として、水道開栓・閉栓等業務など8業務、水道工務関連業務が管路維持管理業務など7業務、下水道工務関連業務が管路・函渠維持管理業務など9業務。