まちづくりパートナー選定でプロポーザル
ロウワープラザ土地区画整理
沖縄市・北中城村準備会
沖縄市と北中城村の各土地区画整理組合設立準備会は12月1日、「(仮称)沖縄市・北中城村ロウワープラザ土地区画整理事業まちづくりパートナー募集」の公募型プロポーザルを公告した。開発・参画スキームや実現性を多角的に検討・実行する「まちづくりパートナー」を選定するもの。両者は民間の柔軟な発想や実績を活かし、商業・サービス用地、産業用地開発への参画で、地域の価値を向上させ持続的な発展を目指す。
参加申し込みは19日まで。提案書を2026年2月16日から18日まで受け付け、プレゼンテーションなどを経て最優秀提案者を選定。3月10日に結果を各応募者に通知する予定。参加資格要件は同事業に長期的に協力できる技術力、資金力、実績及び社会信用を有する法人または、複数の法人で構成されるグループ。土地区画整理事業地区等での開発事業の実績を求める。
提案書の項目は、まちづくりへの寄与やまちの魅力向上、交通課題への対応策、現地形の活用策及び建物配置計画案、土地購入及び賃貸借、組合設立準備会への支援策など。
ロウワー・プラザ地区などの跡地利用に関しては21年7月に地権者会が発足。「一団で計画し、2つの事業で施行する」をスローガンに、25年3月にそれぞれの組合設立準備会が結成された。対象地区は、沖縄市山里と北中城村比嘉・屋宜原にまたがる米軍基地。地区全体の面積は約26ha(ロウワー・プラザ住宅地区約23ha、サウスプラザ地区約3ha)。地権者数は約230人(25年2月末時点)。返還前の日米共同使用としてロウワー・プラザ住宅地区(約23ha)の一部に「ロウワー・プラザ緑地ひろば」が整備され、一般利用されている。