沖縄建設新聞

4月に高嶺小・中学校基本計画を策定

基本設計も来年度順次発注

糸満市

 糸満市は2月23日、糸満市の農村改善センターで計画見直しを進めている高嶺小・中学校の移転整備に関する地域説明会を行い、基本計画素案を公表した。4月上旬に庁議への報告などを経て4月中にも計画を策定する。その後、来年度に基本設計や測量・土質調査業務を指名競争入札で順次発注する予定。業務期間は2027年3月末を見込んでいる。
 高嶺小は、老朽化が著しいことに加え、現敷地が将来的に国指定史跡への登録や遺構の復元を目指す南山城跡内にあるため移転を計画。また、隣接する高嶺中の10号棟(既存校舎棟)が耐力度調査で危険建築物と診断されたほか、城跡の保存範囲が広がる可能性があるため、中学校敷地南側を拡張して小中一貫教育校での開校を予定している。
 計画によると、拡張敷地の面積が約1万9,960㎡。拡張敷地内の東側にRC造3階建ての小学校棟、西側にRC造2階建ての中学校棟を隣接して配置し、小学校と共同使用する現中学校の管理棟や屋内運動場を渡り廊下でつなぐ。西側にはサブグラウンドも整備する。
 新校舎1階には、昇降口・職員室・放送室・小中交流スペース・保健室・技術室(共用)や小・中学校の普通教室、低学年用の図書室、2階に小学校の理科室、高学年用の図書室、小・中学校の普通教室、3階に外国語活動室、電気室、展望デッキなどの配置を計画している。また、敷地南側には将来、プール・屋内運動場や管理棟などを改築するためのスペースを確保。現中学校管理棟は多目的室、会議室、地域連携室、英語教室などに改修して活用する。
 市では、基本設計などと合わせ、26年度に用地取得や農地転用手続きを実施。27年度に実施設計や敷地造成、28年度に校舎本体やサブグラウンド整備工事などに着手予定。完成は30年6月頃を計画している。新校舎完成後は、現管理棟の改修、小・中校舎棟の解体、既存グラウンドの改良工事などを行う計画。概算事業費は当初の40億4,617万円から70億2,398万円(うち、用地費2億7,899万円、設計費5億3,121万円、工事費47億252万円)に増額。基本計画策定業務は(株)国建が担当。